歯周病と誤嚥性肺炎

歯周病と誤嚥性肺炎

歯周病と誤嚥性肺炎

こんにちは、勤務医の梅田です。

 

前回は歯周病と糖尿病について書いていきました。

 

今回は歯周病と誤嚥性肺炎についてお話ししていきたいと思います。

 

正常な嚥下とは、食べ物や唾液を認知し口から取り込み、食道を通って胃へと運ぶ動作です。一方、誤嚥とは、食べ物や唾液が食道ではなく、気管や肺に入ってしまうことです。

 

食べ物を飲み込む時は、喉頭蓋が気管に蓋をして唾液や食べ物が食道に流れ込む仕組みになっています。

 

しかし、高齢になると嚥下反射や咳反射が低下するために誤嚥を起こしやすいです。

 

誤嚥性肺炎とは誤って気管に入った(誤嚥)唾液中の細菌などが、肺に感染して起こる病気です。

 

そして誤嚥性肺炎から見つかる細菌は、歯周病原性細菌を中心とした口腔内細菌です。

 

つまり、誤嚥性肺炎の予防のためには歯周病のコントロールが重要であるということなのです。

 

歯周病と他の疾患について今後も少しずつお話できればと思っています。

 

歯周病は、予防でき治療も可能です。 

大切なのは予防、診断、治療、そしてメンテナンスです。

 

心配な方はいつでもご相談ください。

河村歯科 分院
入れ歯・インプラントオフィス