吸着義歯
こんにちは!
河村歯科分院 院長の河村俊紀です。
皆様いかがお過ごしでしょうか?
先日は、私が所属する有床義歯学会の定例会に参加してきました。
有床義歯学会Japan Plate Denture Association (JPDA)とは歯科補綴の更なる発展のため、次代のトップリーダーを目指す歯科医師と歯科技工士の研究会です。
有床義歯とはいわゆる入れ歯の事です。
主に総入れ歯の内容が多いですが、今回の定例会は「海外の先生と合同で吸着義歯ハンズオンデモ」という事で、講演の後に実際の患者さんに対して義歯作製の行程をデモンストレーションするというとても興味深い内容でした。
海外の先生も多く参加されていたため、講演は全て英語です。(もちろん同時通訳あり)
部分入れ歯から総入れ歯になると、入れ歯の維持・安定は悪くなります。
特に下顎の顎が痩せてしまっているケースでは難しく、入れ歯が外れる、浮き上がって咬めないといった症状が多く見受けられます。
吸着義歯とは、このように痩せてしまった顎でも吸盤のような原理で入れ歯が吸い付き、よく咬める高度な入れ歯です。
吸着義歯を作製するには解剖学的な知識、印象採得(型どり)・咬合採得(咬み合わせの位置決め)時の知識、テクニックと、特殊な器具・材料が必要になります。
そして何より、それらを兼ね揃えた歯科技工士とのタッグが必要です。
河村歯科 分院
入れ歯・インプラントオフィス