咬み合わせについて~咬み合わせ治療~
咬み合わせとは、上下の歯をカチカチ咬んだときの状態です。歯列全体のバランスが取れていれば問題はありませんが、バランスがくずれていると一部に大きな負荷がかかり、口腔内の健康を損ねてしまうことがあります。
ふだんの生活ではあまり意識することがない「咬み合わせ」についてその大切さをお話しします。北大宮駅徒歩9分の歯医者「河村歯科 分院 入れ歯・インプラントオフィス」では咬み合わせ治療を行っています。
咬み合わせについて
歯のもっとも大きな機能が咀嚼(そしゃく)でしょう。咀嚼するときには顎はとても複雑な動きをします。前歯で食べ物を咬み切り、中間にある小さめの歯で細かく砕き、奥の大きな歯ですりつぶします。そして右側で咬んだり、左側で咬んだりと、2つの関節がある顎を上下左右に動かすのです。冒頭で「カチカチ咬む」といいましたが、実際はもっと複雑です。そのどの位置においても過度に負担がかかる部位があると、やがてお口まわりに悪影響を与えてしまうことがあるからです。
咬み合わせが悪いことによる影響
※表は左右にスクロールして確認することができます。
虫歯や歯周病のリスクが高くなる | 消化器官への負担 | 肩こりや頭痛 |
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口腔内の自浄作用がはたらきにくいので、汚れが残りがちで、虫歯や歯周病のリスクが高まります。 | 食べ物を十分に細かく咬み砕くことができないと、胃腸などの消化器官に過度の負担をかけてしまいます。 | 咬み合わせのバランスが悪いと、咀嚼筋やそれにつながる筋肉に過度の負担がかかり、肩こりや頭痛などの原因になります。 |
発育の妨げ | 不明瞭な発音 | 顎関節症 |
成長期に咬み合わせが悪いと、顎の健やかな成長が妨げられ、顔貌などの左右のバランスがくずれてしまうことがあります。 | 歯と歯の間から空気がもれたり、舌の位置が定まらなかったりしてクリアな発音が妨げられることがあります。 | 顎の関節に過度の負担がかかることにより、「顎が痛む」「顎が鳴る」「口を大きく開けられない」などの慢性的な症状が現れることがあります。 |
矯正治療もご提案します
「河村歯科 分院 入れ歯・インプラントオフィス」では咬み合わせを整えるための矯正治療にも対応しています。症状と患者様のご要望に合わせた治療法をご提案しますのでまずはお気軽にご相談ください。
マウスピース矯正
マウスピース型カスタムメイド矯正歯科装置で、患者様の歯を少しずつ動かします。ゴールに向けて少しずつ形を変化させたマウスピースを一定期間ごとに順番に取り替えながら装着していただきます。食事やブラッシングのときには取り外し可能なのでストレスがかかりません。痛みや装着時の違和感が少なく、透明なので目立ちません。 |
そのほかの矯正装置
ムーシールド | クリアブラケット |
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子どもの受け口の治療に用いる矯正装置です。睡眠中に装着することで顎の位置を正常に導きます。 | 歯面に貼りつける装置を透明な素材でつくっているのがクリアブラケットです。ブラケットにワイヤーを通して歯を動かします。金属のブラケットと異なり、あまり目立ちません。 |
MTM(部分矯正) | アンカースクリュー使用の矯正装置 |
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前歯だけの乱れを整える際に歯列全体を動かすのではなく、前歯数本を動かす方法です。動かす歯の本数が少ないので、比較的安価に早く歯を動かすことができます。 | 「インプラント矯正」とも呼ばれることがありますが、歯科矯正用アンカースクリューを用いた矯正歯科治療のことで、歯ぐきにアンカースクリューを埋め込んでそこを固定源にして歯を動かす方法です。比較的早く歯を並べることができます。 |