顎関節症に対するセルフケア
こんにちは勤務医の梅田です。
前回は「顎関節症」について書きました。
今回はその顎関節症に対して有効なマッサージとストレッチについて書いていきたいと思います。
実は、傷ついた顎関節を「完全な元の状態に戻す」ということはできません。
治療により「痛みが完全になくなる」「口が以前と変わりなく開く」ようになることができれば、それが一番理想的です。
しかし、先に書いたように「完全な元の状態に戻す」ということはできないため、難しいことが多いです。
なので「痛みをやわらげること」、それから日常生活で不便のない範囲で「口を開けやすくすること」が、顎関節症の治療の目的になります。
筋肉マッサージ
「筋肉マッサージ」
☆人差し指と中指を痛みのあるところに当てます。側頭筋ならこめかみのあたり、咬筋なら耳と頬の間です。
☆円を描くように指を動かし筋肉をほぐします。痛気持ちいい、くらいがベストな推し具合です。
☆体が温まっているとほぐれやすいです。入浴中や、入浴後に行うのがおすすめです。
開口ストレッチ
「開口ストレッチ」
☆①〜④を10回繰り返すのを1セットとして、1日に5セット行います。
☆あごを動かすときはゆっくり大きく動かします。少し筋肉に負荷をかけながら、全身のストレッチをする時と同じようなイメージで行いましょう。
☆ストレッチのときに痛みが全然ないのは負荷が足りませんが、痛みが強すぎる場合も良くないので、程よい負荷をかけてストレッチを行いましょう。
河村歯科 分院
入れ歯・インプラントオフィス