CTについて
こんにちは勤務医の梅田です。
今回は「CTについて」書いていきます。
最近ではCTという言葉を耳にされている方も多いと思います。
ただ、具体的にはどういったものなのかはあまり知られていないと思いますので、歯科での適用含め、説明していきます。
まず、CTというのは
「Computed Tomography」の略で、日本語にすると、「コンピュータ断層撮影法」というものになります。
コンピュータを利用して人体の精密な断面像を表示するエックス線撮影法のことであり、エックス線CTともよばれます。
通常のエックス線撮影と比較した場合のCTの特徴としては、
①人体の断面のみを撮影しこれを二次元像として表示するため、像の重複がないこと
②硬組織のみならず、結合組織、筋肉等の軟組織や貯留液等も画像として識別できること
があげられます。
簡単にいうと、「三次元的に断面を見ることができる」ということです。
これにより、通常のいわゆるエックス線(レントゲン)写真では分かり得ないこともわかることがあります。
歯科においては、CT撮影によって診断をより正確に行うことができるケースもあるのです。
横向きになって埋まってしまっている親知らずや、親知らずに近接している神経の正確な位置だったり、歯の根が割れていたり亀裂が入ってしまってる場合の確定診断、あるいは、根の先端にある炎症の大きさ、歯を支えている骨の状態など、様々なことが分かるのです。
また、インプラント治療を行う上での精密な検査としてもとても重要になります。
このように歯科において、CT撮影というのはとても役立つものです。
ただし、歯科でのCT撮影は、保険適用での撮影が可能な場合とそうでない場合があります。
当院では、CT撮影をできる装置がありますので、必要な場合は当院で撮影することができます。
正確な診断・治療のためにはとても重要なものになっております。
河村歯科 分院
入れ歯・インプラントオフィス