ITI Congress Japan 2022
こんにちは!
河村歯科分院 院長の河村俊紀です。
皆様いかがお過ごしでしょうか?
先日、虎ノ門ヒルズにて開催されたITI Congress Japan 2022というインプラントの学会に参加してきました。
ITIとは、世界的なインプラントの学術団体であり、ITI 日本支部公認インプラントスペシャリストの認定を受けている私はそれを維持する為にも定期的な学びが欠かせません。
この2年間はwebでのセミナーや学会ばかりでしたので、久しぶりの会場での学びはとても有意義でした。
新たな骨補填剤(インプラント治療のための骨造成に用いる材料)や、高齢者へのインプラント治療、デジタル関連の講演を聴講しましたが、中でも興味深かったのは、IARPDについての講演でした。
IARPD (Implant-assisted Removable Partial Denture)とは、部分入れ歯をインプラントでサポートする治療法です。
残存歯が少なく大きい部分入れ歯になると、入れ歯が動き、痛みや噛めないという症状が出やすくなります。
そこで、少数のインプラントを埋入し支えにすることで、入れ歯の動きが抑制されて安定性が向上し、形態の単純化により審美性も向上します。
また、固定性のインプラントと比較しても、外科的侵襲性、経済的コスト、メンテナンスの簡便性などの点で優れています。
超高齢社会に突入したわが国では、高齢者のQOL(生活の質)向上のために、今後選択する機会が多くなる治療法ではないかと考えています。
河村歯科 分院
入れ歯・インプラントオフィス