妊娠中はむし歯・歯…

妊娠中はむし歯・歯周病になりやすい?

皆さんこんにちは🌞衛生士の荒川です🌻

 

今週は再び猛暑日が続き、夜も熱帯夜が続きますね🥵

コロナ感染も非常に増えてきているため、皆さんも体調にはどうか気をつけてくださいね!

 

今回は、妊娠中のお口の環境の変化についてお話していきます。

「妊娠中はむし歯や歯周病になりやすい」と聞いたことがある人も多いのではないでしょうか?

実は、妊娠中は口腔内でさまざまな変化が起きているため、むし歯や歯周病になりやすくなっているのです⚠️

特に、歯周病は早産や低体重児出産の原因になるということがあるため、注意する必要があります。

 

では、妊娠中のお口にはどのような変化があるのでしょうか?

  • 妊娠中はむし歯・歯周病になりやすい?

①歯肉が腫れやすい・炎症しやすくなる

妊娠中はエストロゲンなどの女性ホルモンの増加により歯周病原細菌の増殖が起こります。歯周病原菌の動きが活発になることで歯肉の炎症や出血などが起きやすくなるのです。そのため、妊娠中は妊娠前よりもさらに口腔ケアが大切になってきます。

 

②唾液の量や粘度の変化

妊娠中は唾液の量が減り、粘っこい性質になることがあります。唾液の汚れを流してくれる作用や歯の再石灰化、お口の中を中性に戻す作用が低下することでむし歯のリスクが上がってしまうのです。

これとは別に、つわりの種類によってはサラサラな唾液が出続けて止まらないという症状が出る人もいます。

 

③食の好み・味覚の変化

妊娠中は、味覚の変化により、食生活が変化することがあります。味の濃いもの、甘いものしか体が受け付けなくなったり、また反対にさっぱりとした酸っぱいものしか食べられない人もいます。

妊娠前より食事内容や回数、時間も不規則になることがあるため、常に間食を取ってしまったり甘いものを飲み続けてしまうなど、お口の中に糖がある時間、酸性の時間が続くことでむし歯のリスクが高まってしまうのです。

 

以上のことから、妊娠中はむし歯や歯周病が進行しやすい状態になってしまうのです。

他にも、つわりによる嘔吐の胃酸の逆流もお口の中が酸性になるためむし歯になりますい環境になります。

 

妊娠中の身体の変化はお口の環境の変化にもつながるため、口腔ケアが特に大切になってきます。体調によっては、毎回丁寧な口腔ケアができなくなる時もあります。

ですので、体調に問題がない時は、毎食後の歯磨きやフロス・歯間ブラシなどの歯間のケアまで念入りにやっていきましょう!

河村歯科 分院
入れ歯・インプラントオフィス