日本口腔インプラント学会 2022
こんにちは!
河村歯科分院 院長の河村俊紀です。
皆様いかがお過ごしでしょうか?
先日、『第52回 日本口腔インプラント学会学術大会』が名古屋国際会議場にて開催され、参加して参りました。
昨年と一昨年はWEB開催でしたので、3年ぶりに会場での開催となりました。
JSOI(日本口腔インプラント学会)はインプラント治療の質の向上による日本国民の健康増進を目的として、研究推進、学術大会や講習会の開催、治療ガイドラインや学術論文雑誌の発行を行っており、日本最大の歯科の学会です。
今回の学術大会のメインテーマは「国民から信頼される口腔インプラント治療 〜時代を超える知と技の探究〜」です。
日本は世界の主要先進国の中で高齢化率が突出しており、健康寿命の延伸が重要な課題とされています。
多くの人は高齢になるに従って、移動することが不自由になり、特定の病気によらない体力の衰えが増え(フレイルの状態)、様々な病気の進行と相まって徐々に生活機能が低下します。様々な社会的な負担も増えるため、いかにフレイルを予防するかが問われています。
フレイルの入り口と言われ、早期介入の鍵を握るのがオーラルフレイル(口の機能低下)です。
最近の研究結果から、「噛む力を維持することが、フレイル発症を抑制できる」というエビデンスが徐々に得られてきています。健康を維持する上で、口の中で機能している歯の数は極めて重要な指標ですが、様々な理由で歯を失っても口腔インプラント治療で機能を補うことによって、フレイルの予防、健康寿命の延伸につながります。
今回は、インプラントオーバーデンチャーやデジタル関連(口腔内スキャナー)の講演を中心に聴講しました。
やはり会場での学会は知人との交流もあり、情報量や刺激が多く、とても有意義でした。
日々の診療に生かしていきたいと思います。
来年は札幌での開催のようで、今から楽しみです!
河村歯科 分院
入れ歯・インプラントオフィス