夜寝る時の入れ歯は外していますか？
皆さん、あけましておめでとうございます🎍
衛生士の荒川です！年末年始は身体を休めましたか？家族や親戚、友人と楽しく過ごせましたか？
今年も当院をどうぞよろしくお願い致します🐇
さて今回は「寝る時の入れ歯は外すべきか」についてご説明します！
入れ歯を使っている方は、夜寝る際につけたまま寝ていますか？それとも外して管理していますか？
「入れ歯を外した状態を見られたくない…」と外して寝ることに抵抗のある方もいるかもしれません。
基本的には、夜寝る時には入れ歯を外すことを推奨しています。
理由としては、①入れ歯自体を清潔に保つため②歯やお口の粘膜を健康に保つためというのがあります。この二つの理由について説明していきます。
1つ目の理由については、食事の時に利用する入れ歯は、ご自分の歯と同様に汚れが付着します。特に入れ歯の歯ぐき(ピンク)の部分には、ぬめりのある汚れが残りやすく、入れ歯に金属のバネがある形だと細かい部分に汚れが残りやすいです。
入れ歯についた汚れ(デンチャープラーク)はカンジダ菌などの菌も多く含まれています。これを完全に落とすためには、物理的に磨いて洗浄することと、入れ歯洗浄剤などを利用して化学的に洗浄することを併用する必要があります。
2つ目の理由については、入れ歯を入れたまま寝てしまうと、お口の粘膜が炎症を起こすリスクが高まります。義歯性口内炎といって、入れ歯の下の粘膜が赤くなり痛くなります。
また、部分入れ歯をお口に入れたまま寝てしまうと、入れ歯に接している歯や歯茎の部分の汚れが唾液などで流されず、細菌が繁殖しやすいためむし歯や歯周病のリスクが高まるのです。
そのため、基本的には夜寝る際は、入れ歯を外すべきだと言われています。
しかし、大きい部分入れ歯を使用している場合は、入れ歯を外して寝ることで、残っているご自分の歯に、歯ぎしりや食いしばりによって負担がかかったり、顎の関節や歯の向かい合う粘膜を痛めてしまうケースもあります。
ですので、寝る時の入れ歯の管理について、どうすべきか心配な方は、ぜひご相談していただければと思います☺️
河村歯科 分院
入れ歯・インプラントオフィス
