女性ホルモンと歯周病
皆さんこんにちは!歯科衛生士の荒川です🌱
最近、過ごしやすい気温の日が多くなってきましたね🌸しかし季節の変わり目で足元の悪い日もあるためお気をつけてくださいね☔️
今回は、「女性ホルモンと歯周病」についてお話していこうと思います。
歯周病は、お口の中のさまざまな歯周病菌が原因で進行していきます。食べカスや歯垢などが残ったお口の中では、そのタンパク質などを栄養源として細菌が繁殖し、歯肉の炎症を引き起こしてしまうのです。
そんな歯周病菌の中でも、女性ホルモンのエストロゲンやプロゲステロンを大好物として歯周病を悪化させるのがプレボテラ・インターメディア(Prevotella intermedia)という細菌です。
プレボテラ・インターメディア菌は、女性ホルモンを栄養源とするため、女性ホルモンの分泌が活発になる思春期や妊娠期に爆発的に増殖してしまいます。
そしてその毒素が骨を溶かして歯周病を進行させます。
また恐ろしいのは、妊娠期の歯周病です。
歯周病菌の出す内毒素は、歯肉から血流にのって子宮に達し、子宮の筋肉を収縮させ陣痛を促すため、早産や低体重児出産の原因になってしまいます⚠️
ですので、妊娠中は特に口腔内のケアに力を入れる必要があります。定期的な歯科検診を受けて、歯周病の予防をしていきましょう!
河村歯科 分院
入れ歯・インプラントオフィス