奥歯をインプラントにするメリット・デメリット①
こんにちは!
河村歯科分院 院長の河村俊紀です。
皆様いかがお過ごしでしょうか?
抜歯などにより奥歯がなくなった場合、インプラントや入れ歯、ブリッジなどの治療法がありますが、それぞれの治療法にはメリットがあればデメリットもあります。どの治療法にしたらいいのか迷っている人にとっては、どちらも気になることと思います。
その中でも、奥歯の治療に最適といえるのがインプラントです。「奥歯の一本くらいなくても」とか「目立たない奥歯をインプラントにするなんて…」と思われるかもしれませんが、奥歯こそインプラントの長所が十分に生かされる場所だといえます。
奥歯をインプラントにするメリットは?
① 入れ歯のような痛みや違和感がない
食べ物を噛む際、前歯や犬歯と違って奥歯には大きな力がかかるため、入れ歯が合っていない場合、強く噛むと入れ歯が歯茎にあたって痛みを感じることがあります。それに対してインプラントは、自分の歯のように噛めるため、入れ歯のような違和感がありません。
②しっかり噛めるようになる
歯を失った場合に行われる歯科治療の中で、咀嚼力が最も天然歯に近いと言われているのがインプラントです。インプラントの素材として使われているチタンは、骨に埋め込むと周囲の組織と結合する性質を持つため、時間とともに骨に根付いてしっかり噛めるようになります。
③発音しやすくなる
奥歯がないと、そこから息が漏れるせいで、「き」「し」「ち」などのイ段の発音がうまくできない場合があります。また、入れ歯が合わないと、話している最中にずれたり外れたりすることがありますが、奥歯にインプラントを入れることによって会話中のストレスが軽減されます。
④骨吸収の進行を抑える
ヒトの骨は骨代謝によって吸収と再生を繰り返し、新しい組織へと生まれ変わります。入れ歯やブリッジの場合、骨に刺激が伝わらないため骨吸収が進んでしまう一方、奥歯をインプラントにするとしっかり噛めるため、刺激が骨に伝わって骨吸収が抑えられます。
⑤噛み合わせのバランスが整う
奥歯がないことで歯に加わる力が偏るため、噛み合わせのバランスが崩れてしまいます。それにより、肩こりや頭痛などが引き起こされるほか、顔貌の歪みが生じることがあります。インプラントで噛み合わせを調整することで、体全体の左右のバランスが整います。
河村歯科 分院
入れ歯・インプラントオフィス