日本口腔インプラント学会 2023
こんにちは!
河村歯科分院 院長の河村俊紀です。
皆様いかがお過ごしでしょうか?
先日、『第53回 日本口腔インプラント学会学術大会』が札幌コンベンションセンターにて開催され、参加して参りました。
日本最大の歯科の学会であり、今回も3500名以上の参加があったようです。
今回のメインテーマは、「国民から信頼される口腔インプラント治療」、サブテーマは「口腔機能回復によるQOL向上への貢献」です。
口腔インプラント治療の最終的な目的は、咀嚼、嚥下、構音、さらには審美を含めた口腔機能の回復です。
口腔機能の回復を達成することにより、患者さんのQOL(生活の質)を向上し、ひいては日本国民の健康増進に貢献したいとの思いからこのサブテーマが設定されました。
様々なインプラント関連の講演を聴講したなかで、特に解剖学についての講演が印象的でした。
現在、歯科治療において急速にデジタル化が進み、その技術が幅広く活用されています。なかでもインプラント治療は、歯科用CTや口腔内スキャナーを基軸とした診査・診断がなされ、インプラント体埋入から上部構造(被せ物)作製まで一連の過程を包括したシミュレーションが行われています。
このデジタル技術は、解剖学的特徴を踏まえた上で、より安全性の高いインプラント体埋入手術に活かされています。
今回の講演を聴講し、インプラント治療における解剖学的知識の重要性を再確認し、更なる安全・安心なインプラント治療を心がけていきたいと思います。
河村歯科 分院
入れ歯・インプラントオフィス