前歯のインプラントのメリット・デメリット③
こんにちは!
河村歯科分院 院長の河村俊紀です。
皆様いかがお過ごしでしょうか?
前回は、前歯をインプラントにするメリットについてご紹介しましたが、今回は、知っておくべき注意点について解説していきます。
前歯をインプラントにするデメリット
❶インプラントの接合部が露出してしまう
インプラントを埋入後に骨の破壊吸収が進むと、歯肉が痩せたように見えることで、人工歯の露出が広がってしまいます。
最悪の場合、人工歯とインプラントの接合部分が見えてしまうため、笑った時に上の前歯の歯肉が露出するリップラインの高い人は、前歯のインプラントに向かないといわれています。
❷定期的なメンテナンスが必要
インプラントの寿命を延ばすには、メンテナンスを欠かすことができません。
インプラントは虫歯にはなりませんが、細菌感染によって歯周病の症状に似たインプラント周囲炎を発症することから、定期的にメンテナンスを受けて、問題がないかを確認し、クリーニングを行う必要があります。
❸保険適用外のため費用がかかる
ブリッジや部分入れ歯の治療費は保険適用のものもありますが、インプラント治療は、生まれつきや事故による顎の骨の欠損を除いて、保険が適用されません。
さらに、素材として使われている純チタンは高価なため、インプラントの費用が高くなってしまうのです。
前歯のインプラント治療を受ける前は、必ず治療内容についての説明を十分に受ける必要があります。
メリットだけでなく、どのようなリスクが考えられるのかをしっかりと理解し、ご自身が納得した上で、インプラント治療を受けることが大切です。
河村歯科 分院
入れ歯・インプラントオフィス