飲み物の酸性度について
皆さんこんにちは。衛生士の荒川です🌼
最近は徐々に暑い日も増えてきて初夏も近づいてきているような気候ですね☀️
また雨天の時もあり湿気を感じる日も多いです☔️体調には気を付けてくださいね。
暑くなり汗をかく日が増えるとスポーツドリンクを飲む機会も増えてくるかと思います。
そこで今回は、飲み物のpHについてご紹介します。
みなさんはpHという言葉をご存知ですか?
pHとは、酸性・中性・アルカリ性の度合いを示す単位です。
中性はpHが7の状態で、数字が小さくなるほど酸性に、数字は大きくなるほどアルカリ性になります。
通常の口の中のpHは7で中性の状態です。
しかし、pHが5.5以下になると歯の表面のエナメル質が溶け始め、この状態が続くことでむし歯になることがあります。
お口の中は飲食した食べ物や飲み物そのものの酸性や、口の中の細菌が生み出す酸により酸性になるのです。
それでは、さまざまな飲み物のpHはどれくらいなのでしょうか?
水→pH7(中性)
お茶→pH6(中性)
ミルクティー→pH5.5(酸性)
オレンジジュース→pH4(酸性)
スポーツドリンク→pH3.5(酸性)
炭酸飲料・乳酸飲料→pH2.0〜2.2(強い酸性)
ちなみに胃酸はpH2と言われています。そう考えると炭酸飲料の酸の強さがわかりますね💦
このように、スポーツドリンクや炭酸飲料はかなり強い酸性であり、歯に対してあまりオススメできないと言えます😥
ただ、唾液には口の中の酸を中和して中性に戻す働きがあります。
なので、スポーツドリンクや炭酸飲料を飲むのが悪いということではなくて、飲み方や量が大切になってくるのです☝️
酸性の飲み物を、ダラダラと長時間飲み続けないように気をつけましょう⚠️
河村歯科 分院
入れ歯・インプラントオフィス